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Azure - Powershellモジュールのインストールとアップグレード (補足版)

前回Azure用のPowershellモジュールのバージョンアップの記事を書きましたが、よくよく調べてみると色々なことがわかったので、追加の記事を書くことにしました。

edge.hateblo.jp

追加でわかったこと

  1. AzureのPowershellには「Azure」と「AzureRM」の2種類が存在すること
  2. AzureのPowershellモジュールのインストールや更新には PowershelGet が使えること

1.についてはAzureクラシックポータルとAzureリソースマネージャーの違いを理解する必要があるみたいなので、後日まとめるとして、今日は PowershellGet についてまとめてみたいと思います。

目次

PowershellGetって何者?

PowershellGetとは、Powershell Galleryで公開されているPowershellモジュールをコマンドで取得できる仕組みです。 LINUXでいうとApt-getなどに相当する機能に近いと思います。
下記のリンク先を見ると、今ではPowershellコマンドだけではなく、DSC(Desired State Configuration)*1のリソースまで公開しているようですね。

PowerShell Gallery | Home

The PowerShell Gallery is the central repository for PowerShell content.
You can find new PowerShell commands or Desired State Configuration (DSC) resources in the Gallery.

PowershellGetが使えるかどうかは、以下のコマンドを実行します。

Get-Module PowerShellGet -list | Select-Object Name,Version,Path

結果にPowershellGetの情報が表示されたらPowershellGetは利用可能です。
もし何も表示されない場合は、Powershel v5の導入が必要になります。

PowershellGetを使うには?

PowershellGetは Powershell v5 の新機能となるため、手元のWindowsによっては、Windows Management Framework 5.0を導入しPowershell v5へアップグレードする必要があります。

Windowsのエディション PowershellGetの利用可否
Windows10 / Windows Server 2016以降 初期状態で利用可能
Windows 8/8.1 Windows Management Framework 5.0 の導入が必要
Windows7 Windows Management Framework 5.0の導入が必要

[Windows Management Framework 5.0をダウンロードする]
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=50395

Powershellのバージョンを5にしたくないなどの理由がある場合は、PackageManagementモジュールを導入することでPowershellGetを使うことができるようですが、今はプレビュー版しかないようです。*2

PacageManagementモジュールをダウンロードする
Download PackageManagement PowerShell Modules Preview - March 2016 from Official Microsoft Download Center

PowershellGetの使い方

PowershellGetが使えるようになれば、後は簡単です。
Powershellを管理者として実行し、以下のコマンドを入力することでAzureもしくはAzureRMモジュールを導入することができます。

Install-Module Azure  
Install-Module AzureRM  

ちなみに上記コマンドにある"Azure “はクラシックデプロイモデルのPowershellモジュールであり、 "AzureRM"はResourceManagement版のモジュールだそうです。
この辺りの違いは、AzureAPIの世代に左右されるようなのでもう少し勉強したら紹介したいと思います。
*3

以上でPowershellGetの導入と、Azure甩Powershellモジュールの導入は終わりです。

関連ページ

Azure - Powershellを使ってAzureに接続してみる - 準備編 - たいちの何か Azure - Powershellを使ってAzureに接続してみる - 接続編 - たいちの何か Azure - Powershellのバージョン確認方法とアップデート - たいちの何か

*1:Powershell版ChefやPuppetです

*2:正式版を見つけられませんでした。

*3:ざっと調べましたが、内容が多岐にわたり理解が追いついていません。

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